第3回 写友至誠会展 ご案内

東京至誠会事務局 高野 啓子(東京都会員)

 世田谷美術館で4月2日~7日まで第3回写友至誠会展が開催されます。徳島県立川島高校OB 東京至誠会の有志の一声から始まった写真展、早いもので4年目を迎えました。多くの皆様のご参加(昨年は650人越え)とご支援を賜り厚く感謝しています。砧公園も桜の見ごろお花見をかねてふらりとお立ち寄りください。

 徳島県立川島高校(現徳島県立中高等学校)は、四国三郎吉野川中流 粟島を見下ろす高台、吉野川市 忌部の里にあります。昭和天皇に調進したあらたえと同じ布に東郷平八郎元帥に懇願して書いていただいた≪至誠無息≫の校旗からOB会は至誠会の名がつきました。

 忌部の岡で育ち巣立った仲間の交流が目的で発足した写真展、東京のみならず、近畿、徳島至誠会のみなさまにもご出展いただいています。お一人お一人個性的で情感溢れる力作が展示されています。楽しんでいただけることと思います。

 また阿波PRとしては、昨年第2回写友至誠会展は世田谷美術館修復工事一年後の再スタートとなり、4月開催の記念と祝福をかねて素晴らしい木屋平三木家の桜の写真を三木信夫氏にお願いしたところ三木家の桜、劔山 神輿渡御 など沢山ご出展していただき阿波忌部を紹介させていただきました。

 吉野川市は旧麻植郡と麻にゆかりの土地でもあり、第1回では栃木県旧粟野町の麻畑 種まきから麻の花 麻引き 精麻などを写真を通じて紹介させていただきました。

 ちなみに第3回写友至誠会展案内状の桜とインコは2016年「バチカンと蜂須賀桜を愛でる会」会長永井英彰氏よりお誘いいただきバチカンにて写した写真です。

 写友至誠会会長 高橋宏和氏のご尽力で世田谷美術館で写真展を開催できることは光栄でもありと同時に奇縁を知りました。第1回写真展の最終日「徳島の人がやってる写真展はここかね。」と大きな声でかくしゃくとした長身の男性が入ってきました。版画家であり初代世田谷美術館館長の吹田文明氏でした。なんと徳島県阿南市出身 御年90歳。そのお元気なお姿に圧倒され不思議なご縁を感じました。美術館の2階に吹田文明氏の素晴らしい版画が展示されています。是非ご来館の折はご鑑賞ください。

≪写真展 人と人との出会い展≫