忌部文化研究所の活動フレーズが決まった。それは「日本の原点を見つめ未来を創る」である。日本の原点を振り返れば、日本の建国は『日本書紀』に在るように初代・神武天皇の橿原宮(橿原神宮)での即位に始まる。神武の橿原宮即位に際し重責を担ったのが天日鷲命を祖神とする阿波忌部族であった。天日鷲命の別名こそは天加奈止美命、神武東征の危機を救った「金鵄」であり、それは神武即位の象徴として国史絵画等に描かれている。そこで新年号の制定とともに日本の建国の原点となった橿原神宮で、新時代の到来を告げる奉納演奏ができないかと、理事長以下メンバー4名が徳島奈良県人会の本出会長、中川副会長、郷司相談役とともに橿原神宮を視察して宮司と会談した。また、橿原市の忌部ゆかりの場所を視察した。


神武天皇が即位した橿原神宮。橿原神宮のお守りも金鵄とする。



橿原市の市章は阿波忌部の金鵄そのものが意匠化されている。



橿原市役所の前には、金鵄が象徴として飾られている。



橿原市の近鉄大和八木駅前には、金鵄像が立つ。
橿原市は1962年に建国文化都市宣言も行っている。