厳かに!感動的に!“令和の時代に捧ぐ「橿原神宮」奉納演奏”が行われる!

 6月16日、奈良県橿原市の神武天皇ゆかりの「橿原神宮」にて“令和の時代に捧ぐ奉納演奏”が執り行われた。徳島からは約50名、奈良県から約20名の関係者が参集。厳かに、晴れやかに、感動的に、新時代の日本創生、世界平和を祈願する奉納が行われた。

○日 時: 令和元年6月16日(日曜日) 13:30~14:00
○場 所: 橿原神宮土間殿 (奈良県橿原市久米町934)
○主 催: 一般社団法人忌部文化研究所
○共 催: 奈良徳島県人会
○内 容: 奉納演奏(1) 篠笛演奏家 阿部 一成
奉納演奏(2) NPO法人 太鼓の楽校
「日本創生」の書奉納 書道家 吉野 美苑

奉納演奏に先立って読み上げられた開催趣旨は次の通り

私たち、一般社団法人忌部文化研究所は、平成30年4月に、阿波徳島や日本の建国に大きな役割を果たした阿波忌部族の研究と啓発・提言、人材の育成による徳島の発展や日本創生、ひいては世界平和の実現を目的に「日本の原点を見つめ未来を創る」との基本理念のもと発足するに至りました。
「令和」の時代は、「日本の原点とは何か」を日本人自身が問いかけ、その原点を基盤に揺るがない新時代を構築する時代、即ち『日本の原点を見つめ未来を創る』時代の幕開けであります。日本の原点を見つめる時、日本の建国は第一代・神武天皇の橿原宮(橿原神宮)での即位に始まります。その神武天皇即位の折、重責を担ったのが天日鷲命を祖神とする阿波忌部族でありました。天日鷲命は、神武天皇の重臣として天皇を助けました。また、天日鷲命の別名こそは、天加奈止美命(天金鳥命)、神武東征の窮地を救った「金鵄」であり、それは神武天皇即位の象徴として国史絵画等に描かれています。橿原市の市章や橿原神宮にも、その故事にちなんで「金鵄」をモチーフとするお守りがあります。
その阿波忌部族は、日本の建国に大きく関わってきたが故に、歴代天皇の践祚大嘗祭で大嘗宮の悠紀・主基殿に供える麁服(あらたえ)という麻織物を調進してきました。この麁服は、初代・神武天皇より始まる大王霊(天皇霊)を宿す神衣であり、令和元年11月14、15日に執り行われる大嘗祭でも古来からの慣習に則り阿波忌部の直系が調進する予定となっています。現在、徳島では美馬市にNPOあらたえ、吉野川市に阿波忌部麁服調進協議会が設立され、着々と準備が進められています。
その神話故事にちなみ、大嘗祭が執り行われる前に、日本建国の地・橿原神宮で天皇霊の御魂に奉納演奏を行い、令和の時代における世界の平和、日本国民の幸福と安寧、日本創生を実現するという深い思いをもち、阿部一成氏の横笛の奉納演奏、続いて太鼓の楽校による太鼓の奉納演奏、並びに書の奉納を行います。参列の皆様方、共に祈りをよろしくお願い申し上げます。

令和元年6月16日 一般社団法人忌部文化研究所