1月25日の土曜日、10:00~吉野川市鴨島町の「鴨島公民館」で第2回目の市民歴史講座が開催。忌部文化研究会の林博章が「阿波人と藍と北海道開拓」と題して約200枚のスライドで講演した。阿波藍は剣山系の阿波忌部が作る麻布(荒妙)を染めるために始まったとされる(『藍の館HP』)。その阿波藍は江戸時代・明治初期にかけて日本を席捲し、ジャパンブルーと命名された。江戸期に阿波藍の生産を支えたのは北海道からくる金肥(鰊粕)などであった。明治期には、阿波人の多くが移住して同じく藍を植え大成功を収め北海道経済の基盤の一つを築いた。スライドでは、麻植郡川島町出身の仁木竹吉の移住と仁木町の開拓、滝本五郎・阿部興人兄弟の拓北開拓の歴史を紹介した。会場は定員一杯60名満員、椅子がたりないほどであった。


仁木町の「仁木神社」


札幌市北区の「藍の里公園」