現在、新型コロナウイルスは日本だけでなく世界中に蔓延し、人類が築き上げてきた文明社会に暗い影を投げかけています。4月4日は、国内で新たに300人以上の感染が確認され、政府による非常事態宣言の発令要請が叫ばれる中、会員で運営委員会のメンバーでもある中西渉・吉野美苑さんによるプロジェクト(NPO法人太鼓の楽校)が行われました。場所は、鴨島町森藤のテニスコート北側。時間は19時30分から。タイトルは、「いま 私たちができること、世界に向けて映像発信します。今昔の響きと祈りの書」。森藤は、かつて天日鷲命を祀っていた忌部ゆかりの聖地でした。
 まず、整備を終えた竹林がライトアップされ幽玄な世界が映し出され、そこに吉野美苑さんによる「人類友愛」の書が飾られました。次に満開となる桜がライトアップされました。その自然の舞台装置を背景に、太鼓の楽校2名による大太鼓の演奏が奏でられる中、ミュージカルスクールWITHのOBである中山作美さんが、平和の女神が降臨しかのように舞いました。次いで幅10m、高さ1mの長さの和紙に、吉野美苑さんが全身全霊で世界中にメッセージが届くように「世界の平和を祈る」との文字を書きました。この映像は、ユーチューブ(YouTube)で発信されます。