7月18日、忌部修験道で名高い剣山山頂(標高1955m)で「剣山本宮剣神社例大祭」が盛大に執り行われた。本年度はあいにく天候が悪く神輿渡御の是非が1時間前に決断された。本宮の例大祭は、大雨が降り続くなか、午前10:00に始まり、劔山本宮宝蔵石神社でまず神幸祭が行われた。その後、剣神社、宝蔵石神社の祭神四座が別個に簡素な神輿に遷された。そして例年のクマザサが生い茂る急斜面ではなく、氏子等の安全を第一に考え、渡御道を石段に切り替え、約400mクマザサが茂る平家の馬場を剣山山頂1,955m地点まで進み、平家の馬場御旅所祭を行った。そこでは、新型コロナウイルス退散の祈願等が行われた。その後、元来たクマザザ茂る平家の馬場を戻り、再び劔山本宮宝蔵石神社で御神輿渡御還幸祭を行い、神輿に乗られた御祭神が神社に還られ一連の神事が滞りなく終了した。大雨・大風のなか、怪我人もなく無事に例大祭が終了したことに関係者一同感謝の念を捧げたいと思う。