一般社団法人鳴門市うずしお観光協会では、毎年、なると観光ボランティアガイド会のガイドを養成する講座を実施している。その内容は現地研修と講座の視聴である。忌部文化研究会の林博章氏(徳島大学非常勤講師)は、かつて、大麻町商工会と鳴門商工会議所とが連携した世界遺産フォーラムを企画し、鳴門市の活性化をめざす大きなテーゼとして鳴門海峡と渦潮の世界遺産化を提言した。また、阿波の玄関・撫養街道の史料化をしたことの動き等々があり、10年近くガイドを養成する講座講師の一人となっている。

 1月13日(木)18:00~19:30まで鳴門市のうずしお会館では恒例の講座が行われ、「世界に誇る鳴門の魅力」と題した講演を行い約30名が話に聞き入った。特にアニメ鬼滅の刃が大ヒットとした経緯を受け、鳴門市北灘町の鬼骨寺がアニメの聖地になる可能性を指摘した。また、NHKのブラタモリで撫養街道が紹介された旨を説明し、撫養街道の魅力を説明した。忌部文化研究所では、撫養街道を中心に鳴門の活性化も提言する予定。


鬼伝説と鬼の骨で知られる鬼骨寺