8月18日、小松島市の会員から取材報告があった。小松島市のシンボルこそが阿波三峰の一つ峰であり、山頂には「日峰神社」が祀られている。主祭神は大日霊貴神。相殿に少彦名神・市杵島比女神を祀る。
 由緒によれば、第13代成務天皇5年(135年)9月、阿波(粟)・長国の両国が置かれ、「事代主命」の苗裔(遠い子孫)「韓脊足尼」が長国造に任じられ、先例により日峯で火焚神事を行い国造就任のことを祖神に報告したと伝えられる。この「火焚神事」は、「十八山火焚祭」神事とし、現在でも毎年8月18日の夜間に行われている。

 今まで、その祭礼の様子は全く表に出なかった。今回、初めて紹介する。忌部・海部の歴史が少しずつ表舞台に現れようとしている。