2023年3月5日(土)、つるぎ町の就業改善センターで、世界農業遺産認定5周年を祝いにし阿波の未来を模索するシンポジウム(主催は世界農業遺産推進協議会)が開催され、約200名が集まった。立見が出るほど盛況であった。記念講演は、忌部文化研究会会長林博章が「にし阿波の未来への道標」として行った。講演は、忌部研究が世界農業遺産を目指すきっかけになったこと、剣山系には日本農業の原点が今も残されていること、今後の方向性はカーボンクレジットの研究にあることなどを熱弁した。パネルディスカッションでは、家賀再生プロジェクトの枋谷京子さんの発表もあった。今後は、つるぎ学講座の開講に向けて動く予定。


<にし阿波の「世界農業遺産シンポジウム」>  
2023年3月5日(日)13:30~16:30
世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」認定
5周年シンポジウム~過去を振り返り、そして、みんなで創る未来~
・記念講演「にし阿波の未来への道標」林 博章(哲学博士・環境人類学)30分
・地域の取組発表 脇町高校・池田高校・辻高校・穴吹高校など 
・教育旅行の取組 前田 志穂(一般社団法人 そらの郷)
・パネルディスカッション
佐藤 全俊(カメラマン)
井下 奈未香(有限会社 World Collection)
枋谷 京子(家賀再生プロジェクト)
平野 重秋(西庄集会所)
田口 真示(田口農園代表)コーディネーター
・会 場 つるぎ町就業改善センター  ・参加費 無料
・問合せ つるぎ町役場産業振興課(世界農業遺産推進協議会事務局)
TEL 0883-62-3111