4月13日、つるぎ町貞光の家賀集落(忌部集落)の再生の目玉、ソラの藍(忌部藍)栽培に向けた古城家が所有する約2反の畑地整備が完了した。ちょうど家賀では桜が満開となり、これが成功すれば、藍住町「藍の館」に記された阿波藍は、山岳地方に拠点を置く阿波忌部が作る荒妙(麻布)を染めるため始まったとの伝承を裏付けることができる。藍の苗はポット栽培され、後は定植する時期を待つだけである。なお、土壌は三波川帯の結晶片岩が風化した赤土で、良質の鉄分を含む。水はけもよく、多様な農作物の栽培が可能である。なお、当日は阿波忌部の祖神・天日鷲命を祀る忌部大神が降臨した友内山(木綿麻山)の「友内神社」で祭礼があり参加した。家賀集落は、川見・三木栃集落とあわせ、「友内神社」の氏子域であった。


家賀集落は、桜の名所でもある。


整備された藍畑の予定地。結晶片岩層の赤土。


苗床。


家賀集落に咲き誇るスイセン。家賀集落は、日本の桃源郷であった。