昨年12月、忌部集落となる家賀集落、標高550mの傾斜地でカヤを使用して無農薬、有機肥料で栽培されたソラの藍から生まれた2つが徳島剣山世界農業遺産推進協議会より、世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」ブランドに認証された。一つは、家賀再生プロジェクトの枋谷京子さん(会員)の藍の粉(食用粉)。もう一つは、家賀の藍粉を使用した有限会社・倭麺工房の「藍粉末入り半田そうめん」。標高550mで藍栽培が成功したこと自体が従来の常識を覆すものであったが、さらに初年度から認定されることは今後の家賀集落の再生への一歩となる。忌部文化研究所はシンクタンクとして、今後もこのプロジェクトを支援してゆく予定。


家賀の藍の刈り取り作業風景