令和元年(2019年)は、地元会員の枋谷京子さんの家賀再生プロジェクト実行委員会を中心に、藍染専門の会員・ルアフの林広さんをはじめ、家賀忌部集落の標高550mの傾斜地で5畝の広さで、世界農業遺産農業となるカヤ・落葉の有機物利用農業を行い、無農薬、有機肥料で栽培されたソラの藍から生まれた2つの商品が徳島剣山世界農業遺産推進協議会より、世界農業遺産「にし阿波の傾斜地農耕システム」ブランドに認証された。家賀集落の藍の利点は、平野部のように水撒きをせずに栽培できること。気温の寒暖差と上昇気流による霧の発生が良質の藍を生み出した。山間部等で問題となっている獣害がないことにある。既に家賀のガイド役は石田修さんが決定し、再生に向けて大きく動き出した。
 2年目は、農地を拡大し一反の広さで行うことにした。1月12日には、耕地整備が始まった。


傾斜地を耕す作業


一反の傾斜地を耕した。


カヤ束を干している。自然循環型農業を継承する。