令和3年(2021年)3月7日、つるぎ町貞光の忌部伝承をもつ家賀集落での藍栽培が3年目に突入する記念と本年の豊穣を祈願する奉納祭が執り行われた。
 まず、13:00に地元氏神である「児宮神社」(ちごのみや)に、枋谷京子代表はじめ藍栽培の関係者約20名が拝殿に参集し、藍の種や神饌を奉納。宮司による祝詞奏上の後、関係各々が榊を奉納した。次に忌部文化研究所の運営メンバーでNPO法人「太鼓の楽校」の中西渉さんが太鼓を奉納、その太鼓の演奏にあわせ、書道家の吉野美苑(研究所メンバー)さんが『忌部藍の郷“家賀”』との見事な文字を奉納し、一同が感動した。



 次に種蒔き前の藍畑で、中西渉さんの太鼓演奏にあわせ、長さ10mの和紙ロール4本に吉野美苑さんが思いを込め、太筆で藍の種まきから成長までの物語的な書を書き、最後の一枚に“夢の種を世界に蒔こう”との文字を渾身の力を振り絞り、筆を走らせた。家賀の忌部藍プロジェクトの成功に今後、徳島中が注目するであろう。本イベントの詳細は朝日新聞に大きく掲載された。