新撫養農業研究会は、月に一回、鳴門市撫養町の井上ホールで学習会を開催している。代表世話人は野田靖之氏と岡部晃資氏。剣山系の伝統的な傾斜地農業の世界農業遺産認定への農業分野の知見で大きく貢献したのは当会であった。11月29日は、忌部文化研究会会長の林博章氏が、参加者25名を前に「大嘗祭と阿波忌部と由加物の貢進」と題してミニ講演を行った。大嘗祭では、麁服だけでなく古来より麻植忌部と那賀潜女が協力して山幸・里幸・海幸を献上してきた。それは古代阿波の千年ブランドでもあった。