剣山系の創生を目指し、第4回「つるぎ学」講座の開催
・つるぎ町を中心とする世界に誇る「にし阿波」の歴史・文化・世界農業遺産を学習し、地域づくりや新産業の創出を促し、参加者の交流により、地域創生に向けたネットワークを構築することを目的に、つるぎ町役場も協力して、「つるぎ学」講座(全12回)が始まっている。主催は、剣山系未来づくり実行委員会、代表は横野健史さん(前つるぎ町教育長)。

・第4回目は2024年12月21日(土)、
場所は「ゆうゆう館」で行われ、講師は、環境人類学博士の林博章氏。
第4回目のタイトルは「日本最高技術のにし阿波の石垣技術を観光に生かす」。
その内容は次のようなもの。
「にし阿波」の伝統農業(忌部農業)は、「にし阿波の傾斜地農耕システム」として、2018年に国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に認定された。
そこで評価された農文化の一つが石垣であった。
剣山系は、三波川帯における結晶片岩が地質の特徴となる。
剣山系では、その結晶片岩の片理性を巧みに利用して、日本最高技術と目される多種多様な石垣文化が展開されている。
その場所を解説するとともに、にし阿波の石垣文化の魅力と観光ツーリズムの展開について提言する。
また、つるぎ町の知られざる祭礼調査報告をします。

