つるぎ町貞光の家賀再生プロジェクト(代表・枋谷京子)によるソラの藍は、忌部文化研究所によるネットワークによって、昨年度より埼玉県熊谷市に藍が送られた。そして農業生産法人「埼玉福興」の代表取締役・新井利昌さんにより、農福連携事業として約4反の藍が育てられている。5月29日(日)に研究所のメンバー2名が訪問し、農地や施設を視察した。今後の展開に期待するとともに、阿波徳島と埼玉熊谷市との間で藍を題材とした記念フォーラムを企画したいと考えている。
 埼玉県の行田市・熊谷市から深谷市にかけては、かつて武州藍の産地であった。武州藍・深谷市といえば、近代資本主義の父と称される渋沢栄一で名高く、阿波のように豊かになりたいと願い、渋沢栄一は懸命に働いたという。