右から3人目がガゼム教授、一番右が四本教授
 9月9日、家賀集落の視察に、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学サスティナビリティ観光学部教授の四本幸夫教授とヴァファダーリ・ガゼム教授が訪れ、家賀再生プロジェクトの活動を聞き取るとともに、今後の展開等を林博章博士と意見交換した。
 サスティナビリティ観光学部は、現在、日本の学生に大人気だという。その目的は、「地域の資源循環と価値創造から持続可能な社会を目指す人材を育成する。」というもの。「サスティナビリティ学」を全面に押し出している。
 家賀集落が目指すのも、世界農業遺産の伝統農業を継承するサスティナビリティの実践と普及である。ガゼム教授は世界農業遺産認定前に、剣山系の視察に訪れ、林博章博士が美馬市・つるぎ町一帯の主要ポイントを案内し、さまざまな観点から意見を交わしていた。今後、家賀再生プロジェクトは、サスティナビリティを全面に押し出して持続可能な社会形成を目指す啓発に取り組んでいく予定。